2008/12/17

雪解け?まだでしょ。肉解けです。

じゅじゅっとお肉を焼く時。
強火でさっと焼くと、肉汁したたるレアに、
弱火でじっくり焼くと、中までしっかり火の通ったウエルダンになりますね。

お肉は蛋白質ですから、これ、人の肉にも言えるようなんです。
いえ、食べようって言うんじゃありませんよ。

じゅっと高熱に触れれば、条件反射でうぁっと逃げる。
火傷になってもコゲで済みます。

低温でじっくり温まるつもりでも、それが直に肌に触れていたら、表面では分らなくても深層部ではじんわりと火が通っているそうです。
これが今、巷で人気の湯たんぽやカイロ、床暖房で起こる低音火傷なんですと。
じっくり中まで火を通してしまうと。

火傷には度数があって、いわゆる日焼けは1級、水ぶくれになったり、ぐしゅぐしゅになる一般的な火傷が2級。
そして3級にあたるのが、皮膚の深層部まで熱が通るもの。だから低温火傷は3級でございます。

先週、医師が言いました。
「低温火傷ですねー。このまま放置すると数年後に癌細胞になる可能性もありますから、来週、形成外科の先生に診てもらってください。」

今週、形成外科の医師が言いました。
「壊死した部分を掻き出して取り除きますよ。麻酔は必要ですか?」

勿論です!

小学生に、鼻からスイカを出すよりは痛くないはずだと言われたけど、かなりビビりました。
美しいお医者様、麻酔注射をブスブスお刺しになりました。
明日からの撮影に向けて、台詞を小声でブツブツ言って、その場を凌ぎました。
お医者様、火傷の部分をとてもきれいにしてくださいました。
それから言葉の処方箋=安心をいただきました。ホスピタリティーってこういうことなんだろうな。


電気ものを含む湯たんぽ類、寝る前に布団の中を温めて、寝る時には体に触れないように布団から出すといいようです。
低温火傷が重傷の場合、火傷部分を含む箇所を切除しなければならなくなることもあるそうです。
どうかお怪我されませんように。