2009/12/04

What a week! #1TAMA CINEMA FORUM

写真は帰り道の浅草寺。逢魔時。

今週は週末29日のTAMA CINEMA FORUMから。
映画『今、僕は』には、200名以上の方が起こしくださり
立ち見も出たんです。
皆さん、ご来場、本当にありがとうございました。

何人かの方から感想をお聞きして、
「関わる」というキーワードが見えました。
感想を聞かせて下さった人の生活や過去とからめられ。

私が演じた母親が掃除機にしがみつくような動作は、
彼女が他に(本当の意味で)すがるもののないことの
象徴のように見えました、という感想もいただきました。
嬉しかったなあ。

夕方からは社会学者の宮台真司氏、
『SRサイタマノラッパー』の入江悠監督、
『今、僕は』の竹馬靖具監督によるトークショーがありました。
宮台氏の鋭い指摘・評価・批判が光りました。
中でも中台氏個人のプライベートな部分から出る
一人の男の人としてのコメントは、控えめながら
とても魅力がありました。
その日のうちに彼の本を予約。
もっと聞いてみたい。

そして午前中に見たドキュメンタリー映画『精神』。
衝撃。
身を乗り出して見た映画はどのくらいぶりでしょう。
境界線をぶっ壊すどころか、
価値観をひっくり返された作品でした。
何て人間力。何て人の深さ、尊さ。
作品としての見せる力。現実!
出演された方々の話す言葉を残したくて
暗闇の中、ペンを走らせていました。
映像というくくりの中で、
役者はこういうドキュメンタリーと渡りあうんだ。
こりゃ、とてつもなく険しい山だ。再び思いました。