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夜中の稽古からの帰り道、憑かれたように氣力がみるみる落ちるのを感じました。
始まりは、芝居の即興稽古で使った過去の記憶。
20年も前のこと。
それで自分に手かせ足かせをしてきたんでしょうね。
生きているマスクを付けた灰だわ。
灰?
リングサイドで灰のようになった矢吹ジョーは、燃え尽きたが故に、穏やかで満足したような笑みすら讃えていました。
着火したばかりのわたしが何を言う、はやみゆうですよ。
夕べの稽古を経験させてくれた仲間に感謝し、手かせ足かせをリサイクルできるものに変えて、それを体の一部にして進んで行くですよ。
普通は表に出さないことも、敢えて役に反映させていく。それがわたしの選んだこと。
立たなきゃー、昨日にぃー 逆戻りぃー。
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