2013/11/26

なまえ それは もえる いのち



Mrs.Koshida役で出演したPaul Leeming監督作「An American Piano」、世界の映画祭に向けての発信が始まったようです。
どの国の、どなたが観て、どう感じられるのか、ああ、上演されたらお聴かせください!

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先日 本を読んでいて、ファッションデザイナーの島田順子さんの娘さんのお名前が「今日子」さんだと知りました。
自分と同じ名前の方を知ることは、群れをなさない魚が浅瀬や入江ではなく、大海原で同志と逢えたような、そんな感動があります。

学生の頃は小泉今日子さんと同名だと言われれば、岸田今日子さんの今日子だよと、ムーミン口調で話しました。「大奥では」と枕詞を付けて。
岸田今日子さんのお名前を挙げること、当時から光栄に感じていました。

それは日本がビートルズの初来日の興奮から少し醒めた頃。
劇作家 岸田國士の娘さんで詩人の岸田衿子さんのお名前を娘に戴こうと、当時の清水市役所を訪れた父は「衿子」の「衿」の字は当時の常用漢字になく、登録できないことを知りました。l
そいなら妹さんのお名前でと、その場で妹さんであり女優の岸田今日子さんのお名前が我が家の戸籍謄本に記載されました。

ああ、お父さんは(そういう感性は父親のそれです、きっとそう)岸田國士さんの作品が好きだったのね。
今はもう極楽浄土で季節の肴でみなさんと一献交わしているお父さんは…娘に白いワンピースで藤棚の下に拵えたブランコに揺れながら、ゲーテを読んでホロホロ泣いてほしかったお父さんは…岸田國士さんの戯曲が好きだったのね。
私とおんなじだあ。


名前の持つ力を信じています。

できることなら苗字でなく、人は名前でお呼びしたい。
パワーとチャームとラッキーとラヴがこめられた名前でお呼びしたいんです。
いつも。

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