2016/05/01

脳みそ以外で知っていること



『千と千尋の神隠し』の中で、銭婆操るひとがた(式神?)の群れに襲われる竜に向かって、千尋が「はくー、しっかりー、こっちよ!...はく!?」と自分の言ったことを疑う台詞があります。
千尋が身体の奥深くで記憶していることに、声にすることで思いがけず触れることになるシーンです。

5月がスタートした今朝、目が覚めて、「5月が始まった。すごい!」と声に出した後、
(...!?)
このシーンのことを思い出しました。

何がすごいんだろう。
不思議だけど、何かを知っているんだろうね。


不思議と言えば、昨年の初夏にこんなことがありました。

(写真はその日のものです。)
氏神様へ朔日参りに行った時のことです。
他の参拝者とはほぼ会ったことがないほど、その神社境内はいつもひっそりとしていて、その日も例外なく、人ひとり会わずに参道を進みました。
私以外はどなたもいないので、二礼二拍一礼の最後の一礼は、いつも通り、たっぷり時間をかけました。

すると、
<ここにはいないから>
実際の声ではないけれど、はっきりとしたメッセージのようなものが聞こえました。
(...!?)
姿形のイメージも飛び込んで来ました。
(...!!)

<あんたが話している相手の神様はいないから>
(...)
つまり、そこの神様はいらしても、私が報告するようなことを聞く神様はいないから、ということのよう。
驚きと興味の泉が、「これは現実ではありません」という考えにスリーパーホールドをかけ、そこを楽しむモードへ切り替わりました。

そこへ参道の正中を走るバイクの轟音。
(神様、轢いてますよ!)

そのバイクお兄さんから何かを受け取るように、お社脇からゆっくりと歩いてきた男性は...
何と、ほんの少し前に概念で現れた<Mr.お告げ> に瓜二つ。
(...!!)

もうね、玉ねぎ先生の教えについて行けないパラッパーみたいにフラフラヒラヒラ躍りたいほど驚きました。

家に着いてからも興奮収まらず、水を1リットルは飲み干した後で思いました。

参拝者が的外れなことを言ったって、聞き流すことはできるのに、敢えて伝えてくれた<Mr.お告げ>。
先ずは、そのことに感謝しよう、と。

でもしかし、私はこれからどこへ朔日参りに行けばいいだかね、とその日から神社クエストが始まり、最近になってようやくそれがどこか判ってきました。