2017/11/19

(少し前になりますが) KAWASAKIしんゆり映画祭


「人が何かを決断するところ。
時が経って、戻ってくるところ。
(作品で頻出する)川にはそういう意味があります。」

KAWASAKIしんゆり映画祭の『沈まない三つの家』『お兄チャンは戦争へ行った!?』上映後のトークイベントで中野量太監督が話しました。

何も言わずに人に寄り添って、おかえりと迎えてくれる場所。

中野監督の作品は観る人の話になっていくと聞いたことがあります。それぞれの人のパーソナルなストーリーに深く沁み入る部分があるのかな。

質疑応答では、作中の表現で観客の方が感じたエロに関して監督が答えました。

「涙、排尿、嘔吐に至るまで、人の体内から出てくるものに尊さ、愛おしさを感じる。
一面的なエロではなく、愛であり、愛おしさを描きたい。」

何千人ものお産に立ち会って命と対峙してきた助産師さんのようなコメントは、質問された方へ向かってまっすぐに、濁ることなく、そして穏やかに届けられていました。
誰かに大切なことを伝えようとすると、恥ずかしさで言葉を端折ったり、照れて笑いに転化してしまったりすることがあるけれど、本当に伝えたいことはその思い同様、大切に丁寧に、そうして伝えていきたいと思いました。

そしてぐんと魅力を増していた中野組のみんなのように成長したい、いつかまたこの組に戻ってこれるよう進もうと思いました。

作品をとても大切に扱ってくださり、観客の皆様、映画祭に関わる方々、中野組と時間を共有させてくださったKAWASAKIしんゆり映画祭に心から感謝いたします。


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