2018/07/05

めちゃくちゃ千万

子どもが小さい頃、毎月受け取っていた福音館書店の絵本シリーズに『めちゃくちゃるすばん』というものがありました。サンとハルに留守宅をめちゃくちゃぐちゃぐちゃにされたツッチーさんが、頭山を噴火させて怒ります。

今思うと、ツッチーさんの怒り方は相手に雷を落とすんじゃなくて、どうやら自分で勝手に噴火する方法。だったかな?
かわいい絵なのに本読みの時に子どもがツッチーさんを怖がったのは、私が一方的に雷を落とすことがあって、怒る(叱るとは言えない)私を対象として観察できなかったからかもしれません。子どもたち、ごめんね。

絵本『めちゃくちゃるすばん』の記憶は思い違いかもしれないけれど、子育てに風を通す役割も絵本はしてくれていたのかなあと、久しぶりにツッチーさん並みに怒った後で思いました。

悲しさ、遣る瀬無さの裏返しではあったけど、自分に対して相当怒りました。
噴火した頭山から勢いよく流れ出た溶岩は、自分の肩を流れ落ち、心も炭化しそうになりました。
全身に及んではリカバリーに時間がかかると我に返って、噴火の鎮静にかかったのは年の功。

状況を把握して、達成したかったことに辿り着けなかった要因を洗い直し、今、何ができるか、来週は、来月は何ができるか、うししし言いながら攻略法を練ってみよう。
再び同じような境遇に立った時には、噴火の代わりに大雨を降らせることで新しい緑を育んで、あれもこれもある森にしていく方を選びたい。

今日もありがとう。


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