2010/07/30

Skipシティ国際Dシネマ映画祭2010 Skip City International Digital Cinema Festival

エドモンド楊監督の『kingyo』、
7月27日第一回目の上映後です。

左は『kingyo』のエドモンド楊監督。
右は久々にお会いした『ゴリラの嘘』の草苅勲監督です。

今回は『kingyo』の脚本と映像に流れるエドモンド監督の純粋な眼差しを見ました。
どこの国で、どこの人と仕事をしようとも、ぶれることのないもの。
美しいもの。

『ゴリラの嘘』では、周りの人たちが面白いほど反応を示していました。
上品な奥様のような方が、腹の底からグブブブ笑っていたり、強面のお兄さんが緊張の場面で小さく細く息をのんでいたり。
笑いは人を、私を確かに救いました。
人に笑ってもらうものを作るのは、神聖な作業ですね。

Rob King監督の『不毛の丘(George Ryga's Hungry Hills)』では、普遍的な社会構造に生きる人の強さ・脆さに隠れた光を見ました。
魂の強度がぐんと増します!

岸健太郎監督の『未来の記録』は、後から後から痛みが押し寄せました。
斬新な構成は、頭で捉えずに体で感じるためのデバイスのよう。
子どもたち。大人もかつては子どもたち。
大人が子どもにできること。大人が大人にできること。私ができること。

庭月野議啓監督の『イチゴジャム』。女性の@ロ@を肯定してくれました。
体感型フィルムって言ってもいいかも。新鮮な視点は主人公の葛藤に反して、清々しささえ覚えます。
微細なずれで誤解を招きかねないギリギリの場所を選んだ繊細さ!

役者陣の圧倒的な演技に惚れ惚れです。
私も大きな山に挑めるよう、進みますよー!


Skipシティ国際Dシネマ映画祭2010は、埼玉県川口市で開催中です。
http://www.skipcity-dcf.jp/
JR川口駅東口から無料直行バスが、毎時00分、20分、40分で出ています。

『kingyo』は、明日7月31日(土)14:00~短編集③の中で上映されます。
最終日8月1日(日)は、11:00から表彰式、13:00から短・長編グランプリ受賞作品の発表があります。

是非、いらっしゃってください!