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冬の間、しらっとそこに居座っていたもの。
頭部と氣海(丹田から指二本分くらい、ちょこっと下)辺りを分断しているような違和感が、季節の狭間がじわじわ発する何かを怖れて、かくれんぼするを諦め始めた。
上下版 ベルク・カッツェみたいな感じ。
愛したいのに、一人でいたい。
騒ぎたいのに、静寂に浸りたい。
応えたいのに、離れたい。
それでもやっぱりベルク・カッツェは好き。
体躯の言うことに、じっと耳を傾けようよ、頭。
その逆も然り。
差しつ差されつで始めてさ。
重い髑髏メットを脱ぎ捨てて、みんなをこしょこしょ くすぐろう。
みんなをウヒヒヒ笑わせよう。
春がやってきます。
そして今日は七日夜。
次の満月まで9日です。