2014/06/18

あなたなーらどうするー、というcmがかつてありました




海で遭難した男がひとり、ボロボロになったボートで来る日も来る日も大海原を彷徨っていました。
ある日「また俺は蜃気楼を見ているのか」と独りごちた後、その目に映る孤島を前に何度も何度も目を擦って、ようやく確信しました。
「し…島だ!助かった!」

一方、長い漂流の後、無人島に命からがら辿り着き、過ぎゆく日を数えるのを止めて久しい別の男がいました。
孤独が生んだ狂気とも会話を交わすようになった彼はある日、一艘の小舟が島に向かって流れてくるのを目にします。
「ふ…舟だ!助かった!」

これはある状況をそれぞれの観点で捉えたもの。

自分の視点を持ちながら、相手の立場での状況も捉え、相手の氣持ちを推し量る…

今日、深く肝に命じたことです m(_ _)m