2011/08/27

ツリー オブ ライフ the tree of life

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映画館で頭蓋骨開闢〜を感じたのは いつぶり?

わたしにとって、この映画は酷評にあるものとは違う次元のもの。

細胞が、遺伝子が、そのもっともっと小さな単位のものが「I know」と囁きあう。
小さな単位の集まりは、銀河系、無限の宇宙と同等。

「I know」という言葉の概念は無用で、何かの力ですべてを伝え合う世界。
一瞬は永遠で、永遠は一瞬。

何億年とされる地球の始まりという一瞬、川面に飛沫をあげる恐竜の歩み、人の心の痛み、よろこび、それらをおおきなものと肩を並べて見てきた(感じとってきた?)記憶。

肯定するわけでも、あえて説明するでもなく、そっと風呂敷を広げるように、差し出したような作品。



うん、そうだね。
とわたしの何かが発すると、
うん、そうだよね。
と、どこからか何かが呼応する。

それ以上でも、それ以下でもない。
ウィスキー山崎のCFみたい。
「何も足さない、何も引かない」
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あー弁、きちゃってるなぁ、と思われても仕方ない。

映画に携わる方の感想に、「分かる分かる、な映画だった」とあり。ほっ。
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