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近所のお姐さんがうちのドアベルを三度鳴らし…
一度目はお菓子とジュースを持ってきてくれました。
二度目はいつ必要になるか分からないからと、割り箸の束を持ってきてくれました。
三度目はダブって買ってしまったと言って、食材を袋いっぱいに持ってきてくれました。
頼ったり頼られたり、戴いたり譲ったり、心配ごとを聞いたり相談したり、それでも介入しすぎるのは野暮だからと いい塩梅の距離を計ってくれたりと、恐らくほんの少し前、江戸の頃には当たり前のようにされていた近所付き合い。
そういう近所付き合いの中で人を知って関わる嬉しさ、諸々をひっくるめた面白さ。芝居の基にある人との関わり合いが、この界隈には詰まっています。
芝居云々の前に、半熟じゅくじゅくの私を日々学ばせてくれる。
あったかい。
みなさん、いつもありがとう。