2009/07/08

手術室

その壁は、昔の小学校の廊下にあったような
気の抜けたモスグリーンでした。
懐かしい昭和な感じ。

去年の年末につくった低温火傷の跡が
巨大化した蛭のように足に残ったので、
そこを切ったぁ張ったぁする手術をしました。

胸部麻酔の注射が無慈悲に痛いので、
ヴォイストレーニングの呼吸をしたり、
太古の昔に覚えた台詞をモグモグ呟いたりして
その場を凌ぎました。呼吸、効きます!

太古と言えば、夕べの11時過ぎの月は、
目を指すような光量でした。
本当の太古の頃に、人が信じていたであろう力を持つような。
実際、太陽や月、星は人に力を及ぼしていると思うけど
あれ程の月をもって、初めてその力を肌で感じました。